マスキングソフト解説: 初級編(外耳道閉鎖効果なし)

マスキングシミュレータ(MasqueVue)の解説ページです。
本シミュレータは聴力検査時のマスキングで起こっている現象を可視化して理解を容易とすることを目的としています。
まずは単純な「外耳道閉鎖効果」なしの場合を説明します。
※マスキングの詳細については成書(日本聴覚医学会編「聴覚検査の実際」など)を御参照下さい。

パラメータと操作ボタンの説明

表の中にある設定可能なパラメータは以下の通りです。メニューで選んで「パラメータ変更」ボタンで変更できます。
操作ボタンの説明

両耳間移行減衰量(骨導)

両耳間移行減衰量(気導)

マスキングの必要性と実例(骨導)

マスキングの必要性と実例(気導)

オーバーマスキング


マスキングプロフィール



「Profile表示」ボタンを押すと、両側の骨導・気導のマスキングプロフィールが表示されます(右は赤、左は青)。 これは、マスキング量を変えて行った時に測定される閾値がどうなるかを示すものです。左端に測定されるべき閾値をマークで示します。(蝸牛マークは無視して下さい。) 本ソフトウェアでは、右側を純音・左側をマスキングと決めているので、赤の部分のみを注目します。色が薄い部分はマスキング不足・濃い部分はオーバーマスキングを意味します。
表の中のBCnmはマスキングなし(反対側外耳道は閉鎖)の骨導閾値を、IMはマスキング不足・OMはオーバーマスキングを意味します。