SimuAudio 問題No12・13の解説
- 純音聴力検査シミュレーションソフトウェアSimuAudio 問題No12・13の解説ページです。
- 問12・13は両側の気骨導差(AB gap)が大きなケースです
- 問12は気骨導差が最大に近いもの、問13は完全に最大である場合であり、ここでは問13を解説します。
- 問題No1〜No11の解説を読まれていることを前提としています。
1.マスキング無しでの両側気導・骨導閾値の測定
- マスキング無し(Mask OFF)の状態で両側の気導・骨導聴力閾値を測定します。
2.マスキング下での右側骨導閾値の測定
- まず1,000Hzで安全なマスキングレベルから徐々に上げて行きますが、閾値もそれに連れて上昇し、確定ができません。
- 骨導マスキングプロフィールを表示(正解表示)してみると、両側ともにプラトーは無く、閾値確定は不可能です。
- 他の周波数でも同様な結果となり、両側の気骨導差が最大の場合、骨導閾値確定が困難なことが分かります。
- 実は気導閾値確定も同様に困難ですので、御自分で試してみて下さい。
- 問12では所々閾値確定が(ギリギリ)できる部分がありますが、難しいことに変わりはありません。